2011年9月30日金曜日

11月3日(木)キャリアビジョンtype新卒向けイベントのお知らせ

グローバルキャリアを目指す学生たちに刺激を与えたいと思います。

テーマ:世界市場で勝負するグローバル・キャリアの創り方
開催日時:2011113日(木)16:1517:15
開催場所:ベルサール渋谷ファースト B1 HALL
パネリスト:P&G、PWC、UBSの若手社員

詳細は下記をご覧ください。

理論と実践

最近、外部講演やその後の交流会を通して、日本企業の人事の方や現場の人と会話する機会が増えて確信したことがある。それは、人材開発や組織開発の手法を知らないことで大変な苦労をしている個人やチームがとても多いということ。

体の具合が悪いのは分かっているのだけど、医者が正しい処方箋をくれないのか、そもそも医者にかからずに自分で治そうとしているのか。これだけ多くのコンサルティング・研修会社が存在し、たくさんのビジネス本が出版され、ネットの時代になって、なぜなのか理解に苦しむ。理由を想像してみると、日本の研修がいわゆるお勉強になっている(頭と体を使ってはじめて実践知になるのだが)もしくは人事の役割・専門性の問題などが考えられるが、、、理由ははっきりしない。

ジョン万次郎は、日本人としてはじめてアメリカで蒸気機関車に乗った。日本に帰国して、機関車を説明するのに、下手な絵を描いて説明したが全く伝われなかった、という逸話が残っている。人は経験したことしか本当の意味で理解できない。私も言葉や図で人材開発・組織開発の手法を伝えるが、伝えきれない。やはり体感してもらうしかないのだろう。私がやるべきことが見えてきた。

2011年9月27日火曜日

9月26日(月)人材マネジメント協会でのセミナー終了

9月26日(月)の人材マネジメント協会主催のセミナーが無事終了しました。
約40名の人が参加し、質疑応答の時間には途切れることなく
質問がどんどん出たので嬉しかったです。

やはり、優秀な参加者からの鋭い質問は、「自分が何を知っていて、何を知らないか」を
私自身に突き付けてくるので緊張しますが、とても勉強になりました。
次は10月13日(木)のCHO協会でのセミナー!今からとても楽しみです。


2011年9月8日木曜日

起業日記

気がつくと、このBlogはグーグルを退職してから今までの経緯を説明するささやかな起業日記になっていた。グーグルを辞めた理由国民年金への切り替えのために市役所に行った時に感じた違和感起業をして得たもの、失ったもの、大学院時代の先輩が誘ってくれたことで実現した初めての大学での講演理想と現実の間での悩み、そして9月からはいよいよ講演や研修講師の仕事が本格的に稼働する。主な研修(コンサルティング)領域は、グローバル・リーダー育成、イノベーション、そして組織活性化だ。

1人で車輪を回し始めた時は、重たくてなかなか動いてくれなかった。でも、気がつくと周りで一緒に車輪を回してくれている仲間がいた。車輪は確実に回転しだしている。これからどこまでいけるかがとても楽しみだ。

2011年9月2日金曜日

10月13日(木)CHO協会にてセミナー開催のお知らせ

CHO協会にてセミナーを開催します。

テーマ:グローバル・リーダーシップの磨き方
~時代の転換期に求められるリーダーシップについて~
開催日時:20111013日(木)18001930(会場 17:30~)
会場:パソナグループ 地下1Cルーム

詳細は下記のリンクをごらんください。
https://www.j-cho.com/seminar/form/?id=174


後談)無事セミナーが終了しました。ディスカッションがとても盛り上がりました。
毎回感じますが、参加者は優秀な方ばかりで、勉強になります。

2011年8月23日火曜日

タイムマシン経営とグローバル化

今週の東洋経済が「10年後に食える仕事、食えない仕事」という特集を組んでいた。この特集を見ていて、ソフトバンクの孫正義氏のタイムマシン経営(アメリカの最先端事例を日本に持って来れば、何年か遅れて日本でも成功する)がまだ機能しているのでは?と思った。なぜなら、この記事は私が10年前アメリカの大学院に留学していた時に読んでいたビジネス・ウィークやフォーチュンの記事で議論されていた内容そっくりだからだ。

私は企業のグローバル化を考える時、10年スパンで物事を考えることが大事だと感じている。つまり、10年前のアメリカ企業の動向を見れば、次の10年で日本がどう動くかが想像できるし、今のアメリカ企業の動向を見れば、20年後の日本そして日本企業がどうなるかがある程度予想がつく。それは、良い悪いかは別として、アメリカが新しいビジネス手法で世界経済をリードし続けているからだろう。

今から11年前の2000年、米フォーチュン誌の「最も称賛される企業」ランキングで圧倒的な1位だったのは、そのグローバル戦略とマネジメント手法が評価されたGEだった。当時、私はコーネル大学大学院で人材マネジメントを学んでおり、同校の多くの卒業生はGEでの就職を希望した。当時のGEは、買収した会社をシックスシグマやリーダーシップ育成などのGE流のマネジメント手法で改善し、必要とあれば売却するというM&A戦略で成功を収めていた。オペレーショナル・エクセレンスを追及すれば、利益があがる時代だったのだと思う。

そんなGEが自社のビジネスプロセスの効率化を更に進める為に、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ビジネスに参入していったのはある意味必然だったと思う。BPOをまずインドで開始し、そして中国、東欧へと展開していく。そして、2001911日に同時多発テロ時間がアメリカで勃発し、その結果アメリカ経済は深刻な不況に陥っていった。しかし、製造業を中心に業績不振が続く中、アップルやグーグルなどのシリコンバレーIT企業は急成長を遂げていった。いわゆる産業構造の転換が起きた。

アメリカ企業は人件費とオペレーション・コストのボトムラインの削減と新興市場での成長機会を求めて、グローバル化へと一気に舵をきった。この流れを受けて、GEは他社にもBPOサービスを提供していく。中国市場の急成長とこのグローバル化の波を体感したく、コーネル大学院卒業後は、GEジャパンではなく、GEチャイナのBPO部門に人事として就職した。ここで中国人との共同作業、中国人部下のマネジメントという貴重な経験を得た。その後2004年に、GEのBPO部門をスピンアウトさせる目的で、投資ファンドの資本を受け入れたタイミングで、GEジャパンに異動した。

私は、その後、グローバルコインの裏側、つまりイノベーションを体感したく、2006年にグーグルに転職した。そこで私が見たのは知識労働者が中心の組織をグローバル化し、イノベーションにつなげる方法だった。それは、プロセス改善とは対極の世界だった。そして同時多発テロから10年が経過した2011年。

2011年の「最も称賛される企業」のトップ10内にGEの姿はなく、代わりにアップルとグーグルといったシリコンバレーのイノベーション企業が1位、2位を占めた。この10年で、オペレーショナル・エクセレンスからイノベーションへ時代がシフトしたのだ。

では、アメリカがたどった過去10年から日本の今後を予測してみよう。2011年の震災後から2015年まで、製造拠点の海外移転とBPOを中心とした企業のコスト削減努力が一層すすむ。そして、2015年あたりからイノベーションに卓越した企業が成長を始め、2020年にはイノベーションが日本企業の最重要課題になる。予測がどの程度当たるかは10年後ではないと分からないが 笑)

このような状況の中、個人が生き残っていくにはどうすれば良いだろう? 私は、「英語」、「MBA」そして「リーダーシップ」というグローバル時代の3種の神器を身につけなければいけなくなると思う。この3つは全てグローバルビジネスの共通言語だ。この3つがあれば、この荒波を乗り切り、グローバル社会で活躍できると思う。

2011年8月20日土曜日

価値観の明確化

強い企業はビジョンと価値観がはっきりしていることが多い。たとえば、ジム・コリンズとジェリー・ポラスの著書「ビジョナリーカンパニー」に登場しているような企業、GEやディズニーなどを想像すると、それぞれどんな会社で何をしようとしているのかがわかる。そして、その独自なビジョンや価値観に惹かれて、多くの人が入社を希望し、入社した後はビジョンの実現に向け努力する。

個人も同じだと思う。自分のビジョンと価値観を明確化させることで、同志が集まり、ビジョン達成に協力してくれるのではないだろうか。グローバル企業のリーダーシップ研修でも、この作業に最も多くの時間を割く。

私も独立を機に、今一度自分の価値観の明確化を試みた。39年間生きてきて、何を大事にしてきたのか、これから何を大切にしていきたいのかを言語化したら、下記のようになった。名付けてSuzuki バリュー :) 


Open, Fair, Cool, Appreciation

1:Status(地位・学歴・職歴・人種など)は関係ない
一人一人と一個人として対等に付き合う。

2:来るもの拒まず

3:人を否定しない
意見の対立はOKだが、自我をむき出しにして相手を批難しない。

4:思い込みを捨てる
迷ったら、行動してみて考える。

5:カッコつけない
かっこいい人にはなりたいが、かっこつけている人は格好よくない。

6:感謝の気持ちを常に持つ

ビジョンや価値観は自分の内面から滲み出てきたもの、つまり自分が本当に信じているものでなければ意味がないと言われる。果たして自分はこの価値観をどこまで体現できているだろうか?

皆さんもビジョンや価値観を明確化する作業を行ってもらいたい。ビジョンや価値観は状況が変わった時は修正して構わない。今、感じていることを素直に表現してみて欲しい。