2011年7月27日水曜日

理想と現実の狭間で悩む日々

自分が提供したい価値と日本社会が求めているものがミスマッチしていると感じることがある。私が提供したいのは、何をやるか、なぜそれをやるか、つまりWhat Why。しかし企業から求められているのは、どうやってやるか、Howのことが多い。WhatWhyをしっかり議論すれば、自然にHowは導きだすことができるのにと思う。それが戦略人事だろう。成果主義やワークライフバランス等の制度もWhatWhyの議論をせずに導入したことで失敗したではないか。

また今はどうやるかではなく、なぜやるかが大事な時代。マネジメントからリーダーシップへ、戦術から戦略へ、改善からイノベーションへの転換が必要なのだ。私は自分なりのやり方(決して独りよがりにならずに)で壁に穴を開けてみたい。そうでなければ、グーグルを辞めて独立した意味がなくなってしまう。しかし、同時に社会が欲しがらない商品を作る意味があるのかとも思う。理想と現実の狭間で悩む日々。何の仕事でも、この理想と現実のバランスをしっかり取ることができれば素晴らしいのだと思う。


後談:新しいことを始めると勝手が分からないので、右にいったり、左にいったりとブレが生じるようです。徐々にそのブレ幅が少なくなった時には、方向性がはっきりするのだと思う。ある程度の試行錯誤は必要なのでしょう。GEの先輩に紹介された小杉俊哉氏の著書を読んだ。なんと私と同じ39歳の時に独立されている。また、今話題の「パンツを脱ぐ勇気」の児玉氏も私と同じ年。39歳というタイミングは何かあるのかもしれないと思います。

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